平成21年度・第6回東大阪市生涯学習市民推進会議(9/15)に出席できなかったため、急遽直前に第三次東大阪市生涯学習推進計画素案への私見を提出させて頂きました。
第三次東大阪市生涯学習推進計画(素案)についての私見
作成者氏名 川口 英俊 作成日 平成22年10月13日
第6回東大阪市生涯学習市民推進会議へ急遽に出席できなくなりましたため、第三次東大阪市生涯学習推進計画(素案)を一読させて頂きました私見を僭越ながらも簡単に述べさせて頂きました。精査が行き届かずに間違い、勘違い等の内容がございますこと、ご容赦頂けましたらと存じます。
総括感想
計画体系が、第二次計画と比較致しますと、基本視点(章)・基本目標(節)が三つに集約されて分かりやすくなり、更に、細節で具体的事項へ言及するところにおいて、章・節の抽象的なところを補っているものと思います。また、「意見集約と回答について」・「第二次計画の検証及び第三次計画への反映のポイント」においては、これまでの議論の経過・意見集約・アンケート結果などを踏まえた提言への反映内容が分かりやすく示されており、丁寧かつ適切な計画素案作成への精査・配慮が見受けられます。
私見
第4章の基本計画における「主な施策」の事業推進へ向けては、「主な事業」として挙げられています155項目中10項目が、社会教育課の直轄事業で、全体の6%ほどであり、社会教育部としては、45項目で全体の29%、教育委員会としては、69項目で全体の45%となっており、事業推進へ向けては、教育委員会内の連絡調整体制の強化と併せて、他の局・部・課との連携強化もどのように図るかにおいても大きく成果は異なってくるものと思われます。庁内推進会議のみならず、個別具体的な各項目の実施に際しての連絡調整のための会議の開催なども連携強化においては必要になってくるものと思われます。
また、事業推進のために必要な予算獲得・体制の整備へ向けて、計画案の内容が、既存推進事業も含めて、「あれもこれも」といくらでも挙げてしまっていけば、豪華絢爛な内容でありながら、大風呂敷を広げただけで実質は何ら具体的な成果を上げることができずに終わってしまいかねないこともあります。そのため、これまでの事業評価の検証と庁内推進会議・市民推進会議の討議・審議も踏まえた上で、継続して現状を維持していく事業と、もはや意義の失った非効率・不必要な削減する事業と、今後、市民ニーズに的確に対応していくために必要となる新規の事業との選別をできる限りに行い、維持・削減・新規事業をそれぞれ明確化し、主な施策内容と主な事業の項目の効率化を進めるのと併せて、できれば、具体的数値目標(回数・参加数・率・箇所等の増加・削減も含めて)に踏み込むことができれば、尚良い計画案ができあがるのではないかと考えております。
更には、短期的に実施を目指す事業と、中長期において実施するという事業とを分けることや、あるいは、最重点項目・事業を「基本視点」・「施策のポイント」を基にして、より具体的に絞って、それらをもっと強調した形式に調えて、項目・事業の優先順位を明確化することも必要ではないかと思います。
第5章の「計画の推進にあたって」の「1.総合的な体制づくり」においては、関連機関との連絡調整・連携強化をより進めていくためにも、庁内推進会議・市民推進会議と平行して、上述にあるように、必要となれば「個別具体的な各項目の実施に際しての連絡調整のための会議の開催など」の実施についても検討していくことも必要ではないかと考えます。また、「2.連携・協働による生涯学習推進」においては、連携・協働を進めるための具体的方法としてどのようなことを行うのか、例えば、関連会議・委員会を開催するのか、中核となる新たな組織体制を整備するのか、センター機能を備えた拠点をつくるのか、そのあたりの具体的なところまで踏み込むことができれば、尚良いのではないかと思います。
最後に上記の内容は煩雑な事務精査作業が必要となるところもあり、計画策定の趣旨・目的に則らないこともあるかと存じますので、そこのところは、あくまでも希望的意見として扱って頂ければと存じます。
・・以上ここまで。
東大阪市民会議プランニングチームから出向致しております。
これまでの参加報告
事務局 東大阪市・教育委員会事務局・社会教育部・社会教育課
http://www.city.higashiosaka.osaka.jp/240/240010/index2.html